Characteros




アスカ

(シンドウ・アスカ)

主人公。17歳。
『泉』の番人で子供ばかりの街のリーダー的な存在。
何かと便利だから という理由だけでコウによって勝手に西方軍の少尉の地位を与えられてしまったが、本人にしてみれば良い迷惑。
10年前の戦争でほとんどの表情を失ったものの、仲間たちといる時に限り回復の兆しも見える。
舞踊の師範だった祖母から教育を受けていたため、嘗ては街でも随一の踊り子で「舞姫」として称えられていた。
が、戦争で家族を失ってからは一度も人前で踊ったことはない。
常に銀色の拳銃を携帯しており、『泉』と『歌姫』を狙ってくる大人たちを退けている。
街と仲間を守るため、大人たちを殺してしまうこともしばしば。
仲間の手を汚すよりは自分が手を下したほうがマシだと常々思っているが、 血に塗れた自分を嫌悪している


サヤ

(ミズハラ・サヤ)

アスカと共に暮らしている18歳の少女。
『歌姫』として称えられており、時には軍に招かれて歌うことも。
戦争で両目の光を失ってしまったものの「余計なものを見なくてすむ」と言って全くそのことを悲観していない。
日常生活には全く支障はないらしく、『家』の中ならば1人で動くことができる。
落ち着いていて物静かな性格だが、一度怒ると誰も勝てない。
守られているだけのお姫様状態の自分を嫌がり、アキラから密かに体術を習っている。


オオヤ

(カスガ・オオヤ)


街でアスカに次ぐ権力を持つ副リーダー的存在。
アスカと共に暮らす仲間の1人で、19歳の最年長。
サヤが『歌姫』として軍に招かれた時の護衛も兼ねている。
戦闘能力は仲間の中でも一番高く、長い日本刀を持っている。
コウのことを毛嫌いしているわりにアスカが軍に赴く時はよく一緒に行っているのはおそらく軍の人間を信用していないから。
戦争のショックで過去の記憶を失ったものの、変わらず接してくれる仲間たちに救われているようだがあまりそれを表にはだしていない。


リューイ

(アマハラ・リュウイ)


アスカと共に暮らす16歳の少年。
戦争によって心の成長が止まってしまったため、精神年齢は10歳程度。
普段は言動も行動もお子様そのもの。
しかし、時折見せる表情は大人びていてオオヤよりも上に見えることも稀にある。
無邪気で明るい性格なので、仲間の中でもレイと共に盛り上げ役。


レイ

(ユキムラ・レイ)

アスカと暮らす仲間の1人で、17歳。
女のような名前で、外見も中性的だが、正真正銘の男。
外見や名前のことで女扱いすると、十中八九キレる。
家事能力に長けているため専ら料理係だが、 ナイフの扱いは街随一の、サイレントキリング(無音殺人)の達人。
ただ、心が優しすぎるためアスカはレイにナイフを握らせることを嫌っている。
アスカとオオヤが揃って家を空けるときはサヤの護衛もレイの役割。


リン

* (ヤシロ・リン)

アスカと暮らす仲間の1人。
主に掃除・洗濯担当の15歳。
最年少の割りにしっかりしていて、仲間の中でも母親のような存在。
おそらく精神的にはサヤと共に一番大人。
戦闘能力は皆無で、主に救護担当。


アキラ

(ヨリタニ・アキラ)

街に色々な物資や情報を売りにくる、24歳のジャンク屋。
アスカの幼馴染で、アスカが心を開く唯一の大人。
定住していないため、街に来ているときはアスカたちの家に寝泊りしている。
大人とは思えないほど我が道を行く人種のため、オオヤは常に振り回されている。
そこらじゅうに情報網とコネを持っている不思議な人物。


コウ


『泉』のある街を監視している西方軍の大佐で、掴みどころの無い複雑な性格をした27歳。
至上最年少で大佐まで上り詰めた実力者。
彼の上司が本部に戻っているので、現在駐屯地では最高権力を持っている。
上の指示に従っているはずが、アスカたちに手を貸してみたりと何を考えているのか全くわからない。
実は『歌姫』であるサヤを本部に連れて行くように指令を受けているらしいが本人にその気は無い模様。
マイペースな性格と人を食ったような笑みで常に部下であるリクを振り回している。


リク


コウの行動に散々振り回されている哀れな19歳。
現在中尉の地位にあり、コウの側近。
戦闘能力・分析能力など何をとっても優秀でコウよりも早く大佐へ昇進する可能性を期待されている。
性格は温厚で人当たりは良いが、上司に似て食えない所もある。
情報収集能力ではコウの上を行くツワモノ。